主題と手法

いしぐろが大変参考にしている深津邦夫氏のサイト、「ちょっとピンぼけ」で、面白い記事を読んだ。2000年8月20日付のマニエリストとしての篠山紀信である。


写真へのとっかかりとして主題と手法がある。何を撮るか と どのように撮るか。虫のマクロ写真を撮りためている友人もいるし、何でもピンホールで撮る友人もいる。成る程、どちらかに軸足を置いている人が多いのか。優劣はないとされているが、さて、自分はどちらのタイプであろうか。


振り返るに、自分の節操の無さに滅入りそうだ。


fotologflickrにアップロードしている写真は風景が多いが、僕の写真の半分は同僚や仲間の表情であり、花も廃墟も乗り物も目に付いたものは撮る。悲惨なもの以外は何でもござれだ。


凡そ自分のスタイルというものが無い。いしぐろさんらしいですネ、と言われることもあるが、それが何であるのか自分には全くわからない。機材への拘りも、実はほとんどない。小さくて軽くて、値段なりに写ればよろしい。


人生は短いのに、これでいいんだろうか、と高校生みたく思ってみる(笑)
個展を開き、自分の世界を世に問うている友人達が眩しい。