ここに越して来て以来、ずっとこの木を眺めてきました。
(2006-12-18, Lumix DMC-LX2)
秋はこんな素敵になるなんて、想像していなかったよ。
ここは湯殿神社といって、お社の前に、銀杏の樹が二本、夫婦のように並んで立っています。
ちょっと遠目にみると、一本の大木に見えます。
冬は大きく腕を広げ、春は力強く青々とした葉を茂らせ、夏は木陰を作り、秋は黄金色に。
お盆の頃は付近の人達が浴衣姿で集い、金曜から日曜まで踊り続けました。
樹とともにあることで、人は季節の移り変わりをよりいっそう感じることができるね。
ここには命がある。しなやかに時に力強く、なすべき時になすべき事をし、
この年を生き抜いた。
そして僕は、来る冬に、ちょっと身構える。