E-510とSigma 30/1.4の相性
誰にでもおすすめできるレンズではなさそう
マイミクのひとしさんに、Sigma 30/1.4を譲っていただいた。以来付けっぱなしである。
歪みはあるが、なかなか良い写りをする。画角もとっつき易い。
問題があるとすれば、E-510ではAFが合わない。という点だ。
例えば、日中、ブロック塀のようななんでもない被写体でも、AFが正しく動作しない。
(2007-07-28, Olympus E-510 + Sigma 30/1.4)
これがまぁ、夜なら我慢もするが、昼でもジジッと動いたり、ピクリとも動かなかったりする。
明るさとも柄とも関係ないようにも思える。
コンパクトに比べ一眼が優れている点は、スピードだ。
瞬時に当然のように肉眼を超える精度でAFが働いて欲しい。
でもこのレンズでは常に「ほんまかいな」と思いながらシャッターを切ることになる。
人物やペットなどには全く向かない。
これはレンズの(そしてもしかしたら個体の)問題だろうか、E-510のAFセンサの問題だろうか、
または相性か、という話になるが、Leicaの25/1.4では問題ないのでE-510は無罪。
気を取り直して、MFレンズとして使うことにする。
ファインダーでピント合わせをして、拡大再生してみると、外している。あぁF1.4侮り難し。
このレンズでは、開放使用時は常に、ライブビューのお世話になることにする。
二線ボケならぬ、多線ボケのような画になるレンズだ。
合焦部はシャープだが前後で急峻に像が立ち上がり、他の部分ではピントリングをちょこっと回しても像はほとんど変化しない。
AFセンサの立場で見れば「どっちに回せばええねん」である。
全周させるか、絞って合わせた後開けて合わせるか、そういうシーケンスでないとAF出来ないような気がする。
他のフォーサーズボディでは合うのだろうか。
まぁ、あれですよ。開放測光が出来て手ブレ補正が効くので、AFが使えなくても、M42やNikkorよりもラクチンですよ。
以前、E-1でNikkor 50/1.2を使っていましたが、あれよかなんぼかマシです。