ソニーPCLへ行ってきた
「新SOS大東京探検隊」の試写会に行ってきました。
て、5月18日のことなんですが.. 遅くなってすみません。
「新SOS大東京探検隊」
原作 大友克洋 (「AKIRA」)
アニメーション作成 サンライズ・エモーションスタジオ (「スチームボーイ」)
監督 高木真司 (「スチームボーイ」)
脚本 村井さだゆき (「スチームボーイ」「蟲師」)
キャラクターデザイン 小原秀一 (「MEMORIES」)
場所は目黒のソニーPCL。
まずはソニーPCLの方の説明を聞きます。
通常の映画は、マスターポジ→デュープ用ネガ→配給用ポジとフィルムを作り、尺が2時間の場合はそれが6〜7缶になるそうです。これが、デジタル上映だとハードディスク1台に。複製が簡単ですし、輸送コストも少なくなります。将来はサーバーからネットワークで配給するようになり、さらにコストが抑えられるようになるそうです。
また、現在のアニメーションは100%デジタル製作なので、クオリティを落とさずに配給できるとのことです。
いいこと尽くめですね。
今回は、サーバーからの直接上映を楽しみました。
さて上映です。
あぁ、解像度が高すぎて、目がチカチカする(笑)
上映終了後、監督のお話を聞きました。
(2007-05-18, Lumix DMC-LX2)
今回の目玉は、フルCG製作。フルCGは、アニメータ不足を技術でカバーするもので、手書きの否定ではないとことです。
とはいうものの、三次元データを動かして映像を作っているため、手書きでは大変な微妙な演出をすることが出来たそうです。また、ムービーで見ながら、「あと3歩進む」「ここで振り向く」など動作を加えたりも出来るところが利点だとか。もちろん、続編を作ったりするときに使えるそうです。
三愛ビルの上の(2006年という設定なので)Vodafoneロゴや、PCのDELLロゴなどは改変せずそのまま使う、ラジオはスカイセンサー5800などにこだわりを込めたそうです。
確かに迫力ありましたし、動きもスムーズでした。スムーズ過ぎたんだけど。本物の人間はもっとぎこちなく、ブレのある動きをするだろうなんて思ってしまうくらい。
大友ファンならば十分楽しめる内容だと思います。