ぐにゃり写真 by NHJ DZ-338

ミニデジやMINOX DCCに憧れて:)

(2007-02-22, NHJ D'zign DZ-338)

スリットカメラというものがあります。細長い隙間(=スリット)とフィルムの相対位置を変化させることで、時の移り変わりを一枚の画像にします。競馬の着順判定写真でお馴染みですよね。フォーカルプレンシャッター機の、幕速以上のシャッタースピード時もスリットカメラであるといえましょう。
スリット写真で"失敗"すると"ぐにゃり写真"になることがあります。でもそのヘンテコ写真も時には楽しい。これをお手軽に味わえるのがちょっと古めの安価なデジカメ、そして一部の携帯電話のカメラ達です。条件としては、(1)撮像素子はCCDではなくCMOSを使っていること (2)メカシャッターを併用しない電子シャッターを使っていること


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CCDもCMOSも同じフォトダイオードを使っていますから、光を電荷にするところまでは同じ。その後の、電荷を取り出して電気信号にする仕組みに違いがあります。CMOSは一画素ずつ取り出してきます。のーんびり読み出していると、始めと終わりの時間がずれます。これがスリット効果を生み出します。
なんて理屈は置いておき、「お、オモシロイ」と思っていただけたら幸いです。


dashtobus


ガンダムムービーやi.mega HDC-303Xで楽しんでる先達がいらっしゃるみたい。ガンダムムービーは秋葉原で1980円で売られていたようです。i.megaはヤフオクで4000円くらい。近々僕も試してみたいと思っていますが、ふらっと入ったビックカメラのジャンクワゴンで、NHJ D'zign DZ-338といういかにもそれらしいデジカメが1050円でしたので試しに買ってみました。あぁぐにゃる、ぐにゃるよママン。単三電池、SDカード記録、小型軽量と理想的。再生もパキパキ速いです。難点といえば、(1)シャッターを押してから記録が始まるまで一呼吸ある (2)感度はISO40固定なので昼間専用かも (3)CMOSからの読み出しが速い←それが難点って怒られそう



品川, 五反田 by DZ-338 - photo = healing
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14,800円の314万画素機「D'zign DZ-338」使用記